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始めて私が美味しいハムと出会ったのは、
まだ日本が物不足のころ、私の少年時代でした。
肉屋だった我が家で作る赤いプレスハムは
作るかたわらから飛ぶように売れて行ったものです。
時が流れ、ある日私は、無性に少年時代に出会った
ハムの事が懐かしくなって、小さなハム工房を作り、
ドイツの手回しの機械、香辛料を買い求め、ハム作りに
挑戦を始めました。
美味しいハムを売っている店があると聞けば、車を
走らせ旅に出て・・・、良い塩、香辛料、燻製チップ、
そしてドイツの良いマイスターに出会いました。
旅の中で気づいたのは、長い熟成の時間と、熱と煙の
織りなす「自然の摂理」にすべてをゆだねることでした。
「自然のままが一番おいしい」
と私の旅は教えてくれました。
小さな子どもたち、孫たちが安心して食べられるものであること
まだ自分の力で「食」を選ぶことのできない小さな子どもたち、
孫たちに食べさせたい製品作り・・・、
これが「安全・安心」に対する親方の「心」です。 |
工房の親方
笠井 頴(かさい ゆたか) |
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